子どもの言葉を育む声かけ
幼児の初語には唇を使った音が多いです。「ママ」なんて生活経験の面から言っても、音の出しやすさ、真似のしやすさから言っても最高のフレーズです。同じ唇を使う音で「パパ」も言いやすいですよ。
さて、発音の易しい難しいはありますが、どのような言葉を発する時にも、脳の中では「ブローカ野」という部分が活発に働いています。このブローカ野は、左脳の前頭葉にあり、言葉に必要な動きを計画して口や舌の筋肉を動かす脳部位に「こう動いてほしい」と、動き方の手順を示すような役割があります。
さらに、言葉をつないで文に組み立てていくことにもこのブローカ野が活躍します。言い換えると、一つひとつの音作りにも、その音を組み合わせた単語の発話にも、単語を合わせた文の組み立てにも重要な脳部位なのです。
幼児期の周囲の言語刺激(親子の対話や読み聞かせなど)がブローカ野の発達を促進すると言われています。

対話と言われると、何かかしこまったもののように感じられます。しかし、難しく考えなくて大丈夫です。こどもから発信されることがらに声をかけてあげましょう。
「何見てるの~?あ り さ ん だね」と子どもの注目に言葉を添える。最初は、対話とは言えないこんな小さな声かけから、言語発達が進んでいきます。