初めての環境が不安

保育園や幼稚園、病院など、子どもが「初めての場所」に行くときに泣いてしまったり、ドキドキして不安そうにしたりすることはよくあります。

 

不安を感じたとき、脳の中でまず活発になるのが扁桃体という場所です。扁桃体は「怖い」「びっくり」などの気持ちを発動させるセンサーのような役割をしていて、新しい環境や知らない人に出会ったときに特に強く反応します。

 

一方で、前頭前野という部分は、不安や怖さを「大丈夫」と落ち着かせてくれるブレーキの役割をします。しかし、子どもはまだこの前頭前野が十分に発達していないため、不安をうまくコントロールするのが難しいのです。

 

以下の状況であれば不安が強くなりやすいです。

 

・睡眠不足、身体的疾患や炎症反応がある

・生活にストレスがかかっている

・家庭環境が不安定

・養育者の不安が強い、過干渉

・トラウマ体験や虐待

発達障害がある

 

また、周りの雰囲気を過剰に読み取ってしまう性質を持ったこどももいます(詳細はいずれ)。そのような子は、敏感さゆえに不安を感じやすく、多くの場合極端に控えめな態度を示します。

 

関わる大人にできることがあります。まずはこどもの生活リズムを整えることです。そして、こどもが多くの時間を安心して過ごせるように環境を調整しましょう。こどもに強い不安が見られた時は、「怖いんだね」とその気持ちを言語化して伝えながら、「大丈夫だよ」と落ち着いて傍にいてあげてください。