2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

一緒に歩いてみてはいかがでしょう

落ちつきがないと言われる子たちは、注意されたことを覚えておくこと、指示されたことを覚えておくことなどが苦手です。これらは言語性ワーキングメモリと呼ばれる脳の機能で、主に左半球の前頭葉と頭頂葉の複数の領域によって支えられています。 最近の研究…

自分の写真にうっとり

これはまた、3歳の娘の話です。4歳になる誕生日を前に、娘の写真を大きめに配置したポスターを作りました。私がCanvaというデザインツールで遊んでいる中で、思いついた企画でした。 娘に「一緒にポスター作ってみようよ」と誘ってみると興味をもってくれ…

見た目の表情と本当の感情との違い

3歳の娘とおままごとをして遊んでいた時のことです。小児の言語聴覚士の職業柄、仕事ではおままごとに力を入れて取り組む方なのですが、家だと緊張感がないからか、とにかく眠いのです。 「一生懸命付き合わないと娘に申し訳ないなぁ。」と思いながらも、一…

暴言が与える脳への影響

脳の発達について、深く考えさせられる研究があります。 養育者(親)から日常的に暴言による虐待を受けていた方の脳を調べた研究です。𠮟りつける、はやし立てる、侮辱する、非難する、おとしめる、恐怖を与える、あざ笑う、過小評価する、というような言葉…

初めての環境が不安

保育園や幼稚園、病院など、子どもが「初めての場所」に行くときに泣いてしまったり、ドキドキして不安そうにしたりすることはよくあります。 不安を感じたとき、脳の中でまず活発になるのが扁桃体という場所です。扁桃体は「怖い」「びっくり」などの気持ち…

まねっこどんどんがイメージを育む

私は発語がゆっくりなお子様に対して、訓練の中でよく「まねっこどんどん」を行います。 動物の写真カードを見せるだけで動物の真似ができる子もいれば、それだけでは足りず、私の動きを見てはじめて真似できる子もいます。 目の前にないものをイメージして…

見える仕組み

「見える」ということは、実は複雑でよくできたシステムだと思います。簡単に流れを整理してみましょう。 1.目が「写真」を撮ります。 目はカメラのようになっています。角膜と水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたります。網膜に映し出される画像は逆さま…

自分の行動をコントロールする力:自己制御の育成①

子どもが何かに挑戦して、成し遂げること。達成する事柄の大小は問いません。その成功を支える力に「自己制御」があります。ごっこ遊びや演劇遊びで役割を全うする、積木遊びや折り紙やお絵描きで目的のものを作る。このような活動の中で育っていく力の一つ…

早口言葉と理解力

小学生(低学年)の息子と3歳の娘とのやり取りです。 息子「これ言えるか?なまむぎ、なまごめ、なまたまご」(早口で) 娘「うん!!なまたまご!!」 息子「!!??。いやっよく聞いて、なまむぎ、なまごめ、なまたまご」(ややスピードを落として) 娘…

辛いことがあっても頑張れる

子どもたちは、目指す未来に向かって進む中で困難に出会うことがあるでしょう。そのような困難に出会った時――その瞬間を支えるのが脳の「内側前頭前野」です。ここは気持ちを整え、目標を思い出させ、「もう一度やってみよう」と合図を送る、力強い応援団長…

子どもの脳を育むポイント

「3つのT」って知っていますか?この3つのTを意識することで、乳幼児の脳はぐんぐん発達していきます。 Tune In 子どもが集中している対象に気付いて、その対象について子どもと一緒に話をすることです。こどもに合わせた(発達段階、話し方、スピード、興…

睡眠とイライラ

浮き沈みのある人間ですから、「今日はイライラするな」という日もあります。普段は気にしないようなことにもピリピリしている時は、自分の生活を振り返ってみてください。睡眠、足りていますか? 睡眠不足がイライラに直結することを知らない人は、意外と多…

遊びが大事

乳幼児は何をするにもぎこちなく、目を離せない存在です。積木をつまむ動作一つにしてもそうです。しかし、1年も経つとあんなにぎこちなかった動作が嘘のようになめらかになっていることに気付くでしょう。これは小脳の発達による部分が大きいです。 自転車…

親子の絆と成長

赤ちゃんがあなたの指をしっかり握ってくれた瞬間、その小さな手に宿る力強さを感じたはずです。この動きは偶然ではなく、生まれた直後に見られる「把握反射」という本能的な反応で、脳幹が自動的に働いている証拠です。 やがて脳全体が成熟してくると、赤ち…